重荷と軽歩

49歳53日。北方のホテルより

カバンの中に色んな物を詰めていく。
道中必要になると思って準備した物、
道中気に入った物や気になる物。

私のカバンはいつもパンパンだ。
思い出と保険を大事にしている。

カバン奥底の物を取り出すことは
殆どないし
存在すらも忘れていることもある。
ただ毎日を鍛えるためなのか
心身の負荷にはなっている。

整理して身軽になるのが良いが
今までその気にはなれなかった。

手放すことは
裏切りではないし
忘れることでもない。

まだ私が手放せてないのは
本当に認めれてないからだろう。
一度に全部整理しなくても良い。

取り出した物が「必要」かを問う。
思い出に浸りたい気持ちは抑えて。
もし今「必要」ではないなら
カバンから出そう。
感謝の気持ちを添えて。

カバンが軽くなれば
新しい物を受け入れれる。
昨日より少し軽く歩いて良い。

カバンの重さは自分の生きてきた証。
だけど形に残ってなくても
生きてきた証は自分の中にある。

***
暗い空間。
何度目かの寝返り。
まだ朝は遠い…と思っていた。

顔を洗いに起き上がった妻が時刻を告げる。

朝8:00
暗い空間だからまだ夜だと思っていた。
カーテンの遮光力が強い。

カーテンを開ければ眩しい外の光が入る。
外は薄暗く空は雲で覆われている。
気温10℃。

身体は疲れている。
主として昨日の山歩きと美術館歩きの影響だろう。
普段、身体を動かしていないから特に反動が来ている。
頭が痛いのも疲れのせいだ。
今日が最終日なのが
残念な気持ちと
体力的には丁度よかった安堵感。

朝8:20
朝食会場にやって来た。
着席率8割くらい。賑わっている。
ビュッフェ形式。

朝食にめったら丼としじみ汁で今日の元気を頂きます。
今日も無理しすぎず頑張ろう。

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