熱気と冷徹

45歳310日目。自宅の食卓より

コロナ陽性発症5日目。
鼻水と痰の色も濃くなってきた。
戦いも終盤になってきていると思いたい。
体調も辛いが
仕事も溜まっている。
1週間仕事に携わっていないから
浦島太郎状態で戦場に挑むことになってしまう。
厳しいハンデ。
早く回復しないと。
逸る気持ちはあるが
何処と無く冷めてしまっている所もある。
そのことに悲しさを感じるが涙は出てこない。

***
海底に設置されている施設。
ここで数十人が暮らしている。
ここで暮らしている目的は誰も覚えていない。
近々、近くの海底火山が噴火し当施設が大打撃を受ける予測が出た。
施設から脱出しなくては。
中央会議室にある八角形の机の前に集まり
皆、パネル操作をする。
地上まで繋がっているとされるパイプラインを伝って。
何日かかるか分からないし
たどり着くまでにパイプラインも大打撃を受けて脱出は叶わないかもしれない。
それでも少しの望みをかけて進む。

スポーツショップの店頭で悩んでいる。
手首に付ける腕時計タイプの身体測定器具を買おうかと思っていた。
耳につけるイヤホンタイプも魅力的に見える。
いっそ2つ購入しても良いかもしれない。
店員さんがやってきて説明を受ける。
店員さんの圧が強くて耐えられない。
そもそも買わなくても良い気がしてくる。
帰ろう。

朝7:40
目覚めて洗顔。
右鼻奥に潜んでいた鼻水の核っぽい物を摘出する。
鼻が痛い。

再び布団の中で横になる。

意識は大学生時代に戻っている。
パソコンのゲーム自販機。
沢山のゲームをしたつもりだが
今思えばゲームが好きだった、というよりも逃避したかったのかもしれない。
沢山のゲームをこなして自分を褒めてあげたかったのかもしれない。
勉強も途中から頭に入ってこなくなってしまった。

現実の頭も熱くなっていく。
氷嚢で頭を冷やす。

いつの間にか夢の世界に移動していく。

ファミリーレストラン。
子供用の冊子、巻末に3つのパズルの事が載っている。
①2次元迷路。
入口から出口までのルートを見つけるもの。
ルートに指定された2つの文字を通過しなくてはいけない。
②クロスワード。
クイズ。ファミリーレストランに関係することも世界情勢に関係することも。
③3次元迷路。
100Fにある出口を目指して1Fから進んでいく。
途中、渡り廊下を通って出口のあるタワーへ。
最上階付近には狼が生息していて見つかると襲われてゲームオーバー。
しかし…辿り着いた100Fで安全を確保できるのだろうか。

昼10:30
目覚め。
痰と鼻水の摘出。

頭は回っていない。
血中酸素濃度97
体温36.4℃。
また体温が少し上がっている。
解熱剤を飲もう。

遅い朝食、妻が作ってくれた目玉焼き載せのトマトを頂く。

今日は雨降り。
気分もしんみりしている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA