綱引と扉推

47歳244日。近くの喫茶店より

時間が惜しいのに
合間があるとダラダラ過ごしがち。

張れば引きちぎれるほどの力を加え
弛めば繋がっていた神経がちぎれる。
いつも自分の耐久試験をしている。

振り返れば多くの事を積み重ねたのに
いつも丸腰の初心者の気持ちでいる。
見た目だけが老いて
中身は臆病な子供のまま。

それじゃダメダ、と叱る自分と
それでイインダ、と許す自分。
最近は許せる方が多くなった。

少しずつ自分を知ってきたのだろう。
無理すぎることはしない。
でも緊急時は対応せざるを得ない。

***
社会人学校。
原子と地球の大きさを比較計算する。

一族の儀式。
長男が奥の間に入る。
手には紙1枚を持って。
扉が閉まると中から唸り声と
部屋中の壁が震え出す。

…暫くして長男が奥の間から出てきた。
満足気な顔から成功したのだろう。

才ある長女は村を出るつもりでいた。
だから自身の儀式は拒んだ。
その意思は両親も認めた。
代わりに素質のない次男の儀式を助けるようにと。
長女は次男儀式の前日から奥の間に隠れる。
露出した肌がないように手袋も頭巾もした。

儀式当日、次男が奥の間に入った。
扉が閉まると中から唸り声と
部屋中の壁が震え出す。
次男はパニックになり失神した。
長女は駆け寄り次男の手の紙をとる。
紙に書かれたのは1つ目の顔。
ここから課題を解かなければ次男の契約は成されない。

次男の髪の毛と唾液を載せた紙を次男の胸の上に置く。
部屋内を歩いて壁を叩く。
…暫くして次男の近くに白くぼんやりしたものが現れた。

1つ目の精霊が次男の顔を覗き込んでいる。
このまま次男と契約するのだろう…
そう思っていた長女は気が楽になった。
1つ目の精霊がこちらを向いた。
視線が合う。
その途端、長女は恋に落ちた。

朝9:40
目覚め。
朝が来たのは感じていたが身体は動かなかった。
疲れが滲んでいる。

外は明るく空は晴れている。
強い光が清々しい。

布団を日光に当てよう。
染み付いた疲れも浄化してくれる。

朝10:45
近くの支留比亜珈琲さんにやってきた。
着席率9割くらい。
賑わっている。

朝食にトーストとコーヒーで今日の元気を頂きます。
今日も無理しすぎず頑張ろう。

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