登場と閉幕

45歳174日目。通勤中の電車より

突然来てしまったこの世界は
明るくて知らないことばかり。
それでも知れたことはあったけれど
分かれも突然やってくる。

夜、読んでいた本の先に違和感を感じた。
足元の床に気配。
黒い生き物がいる。
成体だ。

どこからどうやって部屋に入ったかは今となっては分からない。
ただ、今仕留めておかないと大変な事になる。

殺虫剤スプレーを取って戻ってくるともう姿はない。
何処かに隠れてしまった。

流しの下に紛れ込んだかもしれない。
流しの下の扉を開けて恐る恐る中身を出していく。
…いない。
何処か隙間に入ってしまったのかもしれない。
せっかくなので掃除と整理をする。

ひと仕事終えて。
ふと壁を見ると、いた。
こちらを警戒しているかは分からない。
加勢にきた妻が追い込み
角下で殺虫剤スプレーでトドメをさした。
これで一安心、後は綺麗に掃除を使用。

大きさは自分の2%もないのに大騒動。
自分は小心者だ。

***
朝6:00
夢を見ていた。
意識が先日の記憶を遡り出す。
数秒後には夢の記憶は残っていない。

朝6:30
身体が重たい。
疲れている。
意識は布団よりも下の方に縛られている。
今朝は起きる難易度は高そうだ。

朝6:45
朝6:55

朝7:00
もう起きなくては。
外は明るいが薄い雲で空は覆われている。
身体が重たいのも低気圧のせいかもしれない。

朝食も身体から抵抗を受けて吸収されることに手こずっている。

今日も無理しすぎず、だ。

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