47歳77日目。通勤中の電車より
白黒つける世界は
逞しくもあり、色褪せても見える。
境界がハッキリした世界は
安心もあり、窮屈にも見える。
あるか、ないかという選択肢は
曖昧を許していない。
後で使うだろうと思って
勿体ないだろうと思って
引出にしまった物が溢れている。
結局使用するものは限られている。
整理は必要だが
整理という行為は
物語も愛情も精算する。
自分が整理できなかったものが
漂流物となった時
無関係の人に押し付けるかもしれない。
新しい物語が生まれるのであれば
世界は鮮やかになるのだけれど。
***
朝5:00
意識の目覚め。
夢を見ていたが覚えていない。
朝を拒みたい気持ちは受け入れられず
身体は目覚めていく。
眠気も疲れもあると感じるのに
これは脳の錯覚なのだろうか。
「疲れてる」ではなく
「疲れていたい」が本心なのだろうか。
朝6:40
妻が動き出したのを感じたが
身体は動かない。
朝6:45
朝6:50
朝6:55
眠っていたかったがもう起きよう。
可能の限界だ。
「可能な限り」と思うのは
気持ちの問題だからだろう。
外は薄暗く空は雲で覆われている。
自分の気分と身体が沈んでいるのは
天候のせいだけじゃない。
朝食に焼きハマグリで今日の元気を頂きます。
今日も無理しすぎず頑張ろう。