陽光と木陰

47歳131日。通勤中の電車より

玄関が現れたその瞬間、予想外の出来事が幕を開けた。
仰向けになって倒れている女性。
見た目では年齢を推測できない。
若くも老いても見える。
外傷も無さそうだ。

非日常的な光景にどう対処すべきか考えよう。
…でも誰に連絡すればいいのかも分からない。
取り敢えず声を掛けてみる。

反応があった!
あとは自力で戻ってくれれば
心の重荷も消えるのだが…。

彼女は私の足にしがみつき、
離れようとしない。

困ったな…
無下には出来ないが
私も急いでいるので
あまり関わってはいられない。

彼女を玄関先まで抱えて、
庭木の日陰まで連れていく。

なかなか離してくれない手を
振りほどくと
観念してくれたのか
もっと日陰へ、庭木の根元へ
そして土の中に頭を潜らせていった。

暑い夏だからだろう。
皆おかしくなる。
私も気をつけなければ…

***
朝6:10
夢からの目覚め。
身体は疲れている。
早めに休んだのに
回復できていないのは
眠れてないからか。
また今日も呼吸困難だったのだろう。

朝6:40
目覚まし時計が鳴り出したが
身体の抵抗感は増している。
ずっと休んでいたい。

朝6:50

朝6:55
もう起きなくては。

セミの合唱が外から聞こえる。
外は明るく空は晴れている。
今日も暑くなりそうだ。

朝食にソーセージとタマネギ炒めで今日の元気を頂きます。
今日も無理しすぎず頑張ろう。

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