黒鉄と白雪

44歳298日目。雪国の民宿より

岩手県雫石町は盛岡市よりも西に位置する。
南部鉄器、編物等の工房や小岩井農場がある。

JR雫石駅は盛岡駅より20分程、
電車は吹雪の中を走ってきてくれた。
車窓からの白い世界は美しく、そして厳しさを感じる。

雫石駅舎内には観光物産館と食事処が入っている。
年末なのに営業している事と
吹雪の中、食事処を外に探しに行かなくても良い事が幸運だ。

観光物産館
正面入ると藁で作られた大きな龍が目に入る。(これも売り物らしい)
他に木、布、鉄の材質の作品がある。
その中で南部鉄器の鉄瓶が光っていた。
容量、内壁の表面状態、蓋と本体の接触音。
重量があるので残り数日間の歩き旅に同行させれてるかは課題。
今回は見送ることにした。

食事処
ごろすけほーほー
コストパフォーマンスが良いメニュー。
妻が選んだ「牛ロースかつ定食」はボリューム多くて1000円いかず。
私は「なめたガレイ定食」を選択。玉子?沢山。
コーヒーはセルフで無料。

鴬宿温泉
雫石駅から宿からの車で20分。
この頃には吹雪は止み、空には太陽が雪雲越しに見えた。
雫石駅から宿まで徒歩だと2時間はかかりそうなので送迎に感謝である。

宿に到着後、外に出て周りを散策。
温泉街の中心地へ向かう。
車道と歩道の間には雪の壁が出来ている。

餅工房むらかみさんにて「みそかまやき」。
しょっぱい田舎味噌味。
和菓子と思って口にしたからギャップ。

うぐいす湯の里公園にて足湯。
妻は雪だるまの製作に取り掛かった。
朝、遠野で見た雪だるま作品に感化されたこともあって力作を目指している。
結果、かわいいクマが出来た(ネコだったらしい…)
足湯の方はというと外気で冷えてぬるくなっている。(吐出口の温度は温かい)
結局、足湯に入ったのは自分だけ。

煙山商店
山の昔ながらのスーパー。
パンとプリンを購入。

小枝旅館
ここでは日帰り入浴出来る。大人1人300円。
赤いタイル外壁の建物。中も赤をメインとしている。
浴場は5人くらい入れる大きさのタイル浴槽。
硫黄の香りが花に入る。
入浴は15分ほどしかしなかったが身体の中は温まり、肌はスッキリできた。

帰り道は雪が降り始める。
山の天気は変わりやすい。

あけぼの荘
本日の宿泊。
お風呂は温泉、
控えめな温泉香で長く入浴していられる。

***
部屋から障子越しで見る外はまだ暗い。
手元に時間を知る物がないので
今の時間はわからない。

夢を見ていた。
内容は直ぐに忘れてしまった。

身体は重く、疲れが表面化されている。
温泉効果なのかもしれない。

朝6:45
目覚め。
部屋は暖房のお陰で暖かった。
廊下に出ると足元から冷気を感じる。

朝7:50
朝食会場へ。

北国だからか身体のカロリー消費は早い。
沢山頂いて今日の活力としよう。

今日で2021年も最後。

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