虚像と鏡像

49歳82日。西国のホテルより

他人が出来てないことを
指摘出来ない。
自分も出来てないから
後ろめたい。
言葉を声にしなくとも
自分に跳ね返ってくる。

他人が足りてないことを
指摘出来ない。
自分も足りてないから
補う術を知らない。

「どうする?」
その問いだけが重く残る。
応えがないまま沈黙が続く。

本来、人間は不完全なもの。
欠点のない人だけが
助言できる規制はない。
人は皆、
不足も不安も抱えながら
対応を話し合う。

だから言葉にしても良い。
後ろめたい気持ちは前置きで補おう。
「私も出来てませんが」
「私も苦手ですが」

上から裁く立場ではなく
同じ困っている側の立場で話そう。
それが今の私に丁度良いと思う。

私が恐れているのは
私の未熟さが露呈することかもしれない。
けれど
未熟さを隠蔽しての沈黙より
白状しての対話の方が上手く行きそうだ。

「どうする?」
最初から正解を持って挑まなくても
一緒に考えることが答えかもしれない。
沈黙の向こう側にあるのは
批判・否定だけじゃない。
理解・協力もそこにはある。

あとは対話する勇気をもつだけ。

***
時間感覚は乱れている。
布団の中で息をする。
もう朝なのかもしれないが
現実と関わりたくない。
でも寝過ごすことは許されない。

朝4:00
時刻を確認する。
まだ活動時間ではなかった。

再び布団の中に潜る。
現実の事を思うと憂鬱になる。
多方面からの問合せが来ているが
返答に困る案件がほとんどだ。

朝5:00
身体からは汗が出続ける。
布団の中で呼吸を続けている。
意識はずっと覚醒している。
眠れず、かといって起きもせず。
心の落ち着かせ方も
意欲の上げ方も忘れてしまった。

朝6:00
実際の時間の進みより
体感の時間は長い。
楽しい時間であれば救いだが
そうではない。

朝6:30
もう起きなくては。
外は明るく空は晴れている。
気温22℃。

湯船に湯を張り身体を沈める。
身体がほぐれれば心は鎮まる。

朝7:05
朝食会場。
今日は昨日より人が多く感じる。
着席率4割くらい。

朝食にサラダとフルーツで今日の元気を頂きます。
今日も無理しすぎず頑張ろう。

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