戦士と北風

45歳51日目。東国のホテルより

終わらない戦い。
予測していたよりも事態は深刻だ。
深刻なのは気づいていたが
実際に現場に行って生の声を聞くと予測は確証となる。
不安感で潰されそうな心を隠して
前向きな発言をする。
自分の中にいる沢山の役者をまとめる。

物は無い。
手順は無い。
人手は無い。
納期は無い。

経験は有る。
設備は有る。
予算は有る?

着手するのが遅すぎたのは仕方が無い。
情報整理して今一度分担するしかない。
諦める、という選択肢が無いのならば。

今「有る」物でしか戦士は闘えれない。

***
浅い眠りが続いている。
目が覚めては時計を確認し、また目を瞑る。
まだ休めれるという安堵感と
起きて取り掛かる課題の不安感が混ざっている。

朝5:00
朝5:20
朝5:30
朝5:45
朝5:55

朝6:00
もう起きてみようか。
疲れていた身体も
熱いシャワーを浴びると立ち直ってくる。
温めるということは大事だ。

仕事に取り掛かる、つもりだったが折角の知らない土地。
少し歩いてみたい。

朝6:30
着替えて外に出る。

強い風が吹いている。
空は暗い雲に包まれているが
幸いにも雨は降ってはいない。
足が向かう先は2km先の神社とした。

朝7:05
息栖神社。
木々の中に深く鎮座している社。
まだ早いのか参拝者は少ない。

深呼吸して心を落ち着かせる。
数ある試練に取り組む意志を心に作る。
合掌。

少し長居をしてしまったが大丈夫。
人は時に立ち止まらないといけない。

朝7:50
ホテルに戻り。9,200歩。

バイキング形式の朝食を頂く。


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