45歳161日目。隣町のハンバーガー屋より
対面に相席で座った中年の男性は呟いている。
家庭環境とか職場組織とか。
不満があるのだろう、周りのことに。
不満があるのだろう、自分のことに。
私も男性の感情に反応し始めている。
遮断したい気持ちもあれば
共感できる部分もある。
目は合わせる気は無い。
彼は他人の反応を望んでいないかもしれないし
私は彼との交流を望んではいない。
私も自分自身に対話する。
社会に、自分に対しての不満について。
でも対話するまでもなく、答えは決まっている。
まだ戦うときではない、と。
ただ複雑なことを考えたくない事もある。
不満も含めて自分の感情を認めてあげたい。
まだ形となっていない自分の感情を現実世界に具現するには抵抗がある。
***
朝6:20
夢の中の声が現実の身体と繋がる。
そして夢は消えていく。
起きて活動しても良い時間だが
起き上がる体力は無いようだ。
簡単に白旗を振ってしまうのは
処世術としては良い。
朝7:50
目覚め。
もう起きないといけない時間だ。
規制に連動して身体の疲労も強くなる。
悪い状態から立ち上がる、というのはドラマチックで良い。
朝刊の見出しに取り上げられても不思議ではない。
朝8:05
着替えて部屋を出る。
晴れていると思っていた空は
白い雲が9割くらい制圧している。
セミの声が一段と小さく聞こえる。
今残っているのはプロのソロアーティストが多い。
朝8:40
隣町のモスバーガーさんにやってきた。
今日は持ち帰りの注文。
優しい弦楽器の音がBGMで流れている。