45歳77日目。通勤中の電車より
過去の自分が頑張ってきてくれたから今の自分がいる。
その点では大変感謝している。本当に。
だけども薄情なのか強欲なのだろうか。
もっと成果を上げたかった。
もっと精度を上げたかった。
そして、楽もしたかった。
修行も度を過ぎると覚醒ではなく、疲弊してしまう。
少年マンガのヒーローには自分はなれない。
連日続いている勤務が苦しくなっている旨を伝える。
根本的な改善がされれば幸せだが過信な期待は出来ない。
自分で出来ることも考えよう。
***
浅い眠りが続いている。
蚊の襲来に備えて神経を研ぎ澄ましていく。
並行して、意識は夢の世界を歩いている…
仮装ボディペイントパーティを主催している。
自分は鼻周りをタヌキ柄にペイントして参加。
今回のペイントは軽めな参加者が多かった。
半人力の戦闘航空機に乗ってペダルを漕ぎ出す。
突然、街に鳴り響いた警報により我々訓練生も参戦せざるを得ない。
戦闘航空機を離陸するため街の直線道路に向かう。
規定以上の速度が出せれれば離陸出来るが上手くは行かない。
何度もやり直しをする。
その間にハンドルと椅子の位置を調整をする。
朝7:05
時間を確認、もう起きる時間だ。
長く夢の世界を歩いていたからか「朝」がいつもと違う。
今日の空も明るいが少し雲で覆われているので光は優しい。
心も優しくなれそうだ。
この気持ちで今日は頑張ろう。