49歳234日。歯科医院の待合室より
壁にしがみつく腕は
力が入らなくなってきた。
それでも腕を解くことはない。
この壁にしがみつくことしか
私は知らない。
この壁にしがみついて
長年を過ごしてきた。
その時間を無駄とは思いたくない。
手を離すことは怖い。
腕を解いたら
もう永遠に離れてしまう気がする。
最初の頃は
触れるだけだった壁も
滑るだけだった壁。
それでもいつしか
私は壁にしがみつけるようになった。
離れてしまえば
楽にはなるのだろう。
離れてしまえば
忘れてしまうだろう。
今が苦しくても離すことができない。
壁にこびり付いている菌のように
私は現状にこびり付いている。
決して大きな動きをすることはない。
思考を停止し逃げ切ることだけ考える。
このままでは良くないとは思いながら。
やがて改革が始まれば
壁に張り付いていた菌は除去される。
現状に執着している私は除去される。
自分からは離れない壁、
いつしか離れることになる壁。
その未来でも悪くない。
誰かに取り除かれる日を待つ。
その選択肢以外もまだ残したい。
現状に張り付くしかできないとしても。
私の本心は正直、私自身も分からない。
もう思考停止してから大分時間が経った。
今でも呼吸しているかも怪しい。
だけどまだ大丈夫、
目覚めの準備をしても間に合う。
今すぐに起きれなくても
今すぐに腕を解く力がなくても
その時動けれるように声をかけよう。
いつか自分の意思で動き出すように。
***
夢を見ていた。
夢が覚めると
忘れていた現実の感覚を思い出す。
疲れ、眠気…
朝6:00
妻が目覚めて行動し始める。
私は横たわったまま。
朝7:10
妻が出勤で旅立つ。
私は横たわったまま。
朝8:10
もう起きなくては…
身体は重い。
昨晩は仕事せずに早めに休んだはずなのに
身体は回復しきれてない。
外は明るく空は晴れている。
気温19℃
布団を干す。
朝食にスンドゥブ鍋で今日の元気を頂きます。
今日も無理しすぎず頑張ろう。
