45歳193日目。北国の空港より
住めば都、というが
大抵の事は順応できるのが人の良いところ。
環境に慣れなければ自分で都にするしかない。
自分以外を変えさせる事よりも
自分自身を変える方が楽だ。
毎日追われる忙しさの不満を
他人にぶつけようとしていた。
でも時間とともに気持ちは変わってくる。
不満自体は変わらないが
ぶつけようとする気持ちは薄らいできた。
環境に順応してきたのか
対応出来るようになったのか
少しずつは良い方向に向かっている。
衝撃的な幸福が訪れている訳では無い。
1日、数分数秒だったとしても
ささやかな平和の積み重ねが
大半の厳しい時間を乗り越えられる糧となっている。
厳しくも優しくも
周りの人たちの影響が自分を磨いてくれている。
***
深夜0:30
もう朝かと思ったが起きるにはまだ早すぎる。
朝1:00
短い時間で目覚めてしまう。
深い眠りに入れないのは
旅への興奮と
寝坊の不安で覚醒しているからだろう。
朝2:00
朝2:30
朝3:00
朝3:30
朝4:00
断続的な目覚めを繰り返す。
いっそ起きてしまっても良かったが少しでも身体を休めたい気持ちを優先する。
朝4:30
もう起きよう。
妻はまだ眠りの中。
そっとさせて別の部屋で準備を始める。
始発まで起きなかったら1人での旅立ち。
朝4:40
妻は目覚めた。
襲来してきた蚊を倒して達成感の顔をしている。
頭の上に「LEVEL UP」の文字が見える。
今日の旅の仲間にエントリーできる。
朝4:50
妻と二人、部屋を出る。
昨晩に準備をしてたから行動は早い。
実家の車を借りて旅の始まり。
朝5:55
空港の駐車場は開場前で行列が出来ている。
空港内での朝食は諦めてコンビニに向かう。
朝5:57
少し離れたローソンさんで朝食をいただく。
朝6:20
妻に代わってもらった運転で再び空港へ。
ここまで同行してくれた妻に感謝。
旅の別れ。
チェックイン、搭乗手続き。
小型犬を旅のお供にされている乗客。
朝6:40
荷物検査でカバンが止められる。
何度か検査機を通過して黄銅のボルトが犯人だった事が判明。
無事にゲート通過。
朝6:50
飛行機に搭乗。
最初にして最大の試練を乗り越えれた。
安堵の気持ち。
朝7:05
飛行機の巨体が上空に持ち上がる。
ここから暫く雲の上の移動。
朝8:08
北の大地に到着。
良い時代に生きれている事に感謝。
約600km離れた場所へも1時間で移動できる。
頂いた週末の時間、大切にしよう。