変わりゆくもの

景色と
景色を見る自分。
変わっていくのが自然なら
良いように変わっていきたい。

朝5:00
浅い眠り。
今起きれば歩くのに丁度良い時間。
でも身体の休息を優先して再び眠る。

朝6:25
夢から覚める。
任務に背いて行動する夢。
寝過ごしたが
悲観するまでの時間ではない。
早速着替える。
昨日購入した短パンを履いて
部屋を出る。

朝6:35
かつて歩いた小学校時代の通学路をなぞって歩く。
もう40年近く前の話。
あの頃は何もわかっていなかった。
今もわかっていることは少ないけれど。

道も
周りの建物も
校舎も
あの頃とは景色は変わった。

視点も
気づきも
背は伸びて歳も取り
自分も変わった。

あの頃とは
よく似ているが違う世界を歩いている。

校舎脇の焼却炉も
あの頃とは違う。
焼却炉を見ると何故か思い出すのは鍵。
壁の金網に針金で括り付けられていた鍵。
何の鍵だったかは分からない。

そのまま足は横道に向かって。

普段通る道からズラして進む。

そこは菩提寺の裏側だった事に気づいて
お参りに向かう。

盛泉寺
山門からは2匹のネコ。
静かな目でこちらを見ている。

お墓に挨拶して。
浮かぶ顔は3名しかいない。
曾祖母、祖父、祖母
ぼんやりとしか
どんな人だったか思い出せない。

どんな思いで生きていたのか
何を考えていたのかは
分からないし、分かろうともしなかった。
なんとなく寂しい気持ちになる。

帰りも2匹のネコは変わらず
静かな目をしていた。

朝7:45
帰宅。6,800歩
もう妻は仕事準備をしている。
私も今日やることを整理しよう。

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